マイラボ 新型コロナ迅速抗原検査キット（My Lab rapid antigen covid test kit）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

キット内容

1.検体抽出液入りチューブ　1点
2.取り扱い説明書　1点
3.スワブ（滅菌済み鼻腔用綿棒）　1点
4.テストカード（密封パウチ入り検査プレート）　1点
5.破棄用の袋　1点

検査の手順・検体採取方法

【検査前の準備】
※検査を始める前にしっかりと手を洗い、水分を拭き取って乾燥させてください。
※検査キットを開封したら、それぞれの用具を用意します。

1.検査プレートの袋を開封します。

2.検体抽出液入りチューブを袋から取り出し、平らな場所にトントンと軽く叩きつけて、内溶液がチューブの下部にあることを確かめます。

3.チューブのふたを開けて、内容液がこぼれないよう手でしっかり固定します。

【検査手順】
1.スワブの持ち手部分を持ち、袋から取り出します。このとき、綿棒の頭部を触らないようご注意ください。

2.スワブを鼻腔に沿って慎重に2～4cmほど挿入します。先端を粘膜に軽くかすめながら、ゆっくりと5回ほど回転させ、粘液をこすり取ります。同じスワブでもう片方の鼻腔にも挿入し、同様にしっかりとぬぐい液を採取してスワブを引き抜きます。

3.ぬぐい液を採取したスワブを検体抽出液入りチューブに浸します。チューブの外側から綿棒部分を指でつまんでスワブを10回ほど回転させ、検体を絞り出しながら充分に液体とかき混ぜてください。

4.スワブ先端近くにある切れ目部分で持ち手部分を折り取り、綿棒部分のみをチューブの中に残します。ふたをしてチューブをよく振り、検体溶液をしっかりと混ぜ合わせます。折り取った持ち手は廃棄用の袋に入れてください。

5.テストカード（検査プレート）を平らな場所に置き、丸い穴部分に検体溶液を大きなしずくで2滴垂らします。10～15分ほどで検査結果が表示されます。

※結果判定は15分以内に行ってください。陽性判定は10～15分以内に確認できます。20分以上経過した結果は検査結果として採用しません。

●スワブの綿棒部分が入ったチューブ内の液体は、新型コロナウイルスおよびその他のウイルスを殺菌します。
●使用済みの検査キット一式は全て破棄用の袋に入れて、家庭用ゴミとして処分してください。
●キット廃棄後はしっかりと手を洗い、液体が飛散した可能性のある場所は除菌シートなどで拭き取り消毒してください。

検査結果の確認

【陽性結果】
判定部の「C」と「T」の両方に色のついた線が表示された場合は、新型コロナウイルス抗体が検出されており陽性となります。
※注意：Tの部分に薄くピンクや紫で線が表示された場合も陽性です。

【陰性結果】
判定部の「C」の部分にのみ線が表示され、「T」部分には線が表示されない場合は陰性です。
陰性結果が出た場合でも新型コロナウイルス感染が疑われる症状がある方は、検査機関でPCR検査を受けてください。

【無効】
判定部の「C」の部分に線が表示されない場合は、無効です。
「T」部分に線が表示されていても、「C」部分に線が表示されていなければ判定不能となります。

重要な基本的注意

●検査を行う前に、必ず説明書をお読みください。
●検査は本人の同意のもと、自己責任で行ってください。
●迅速抗原検査で陰性となった場合でも偽陰性の可能性があります。医療機関へ相談してください。
●本品の使用にあたり、痛みや危険性はありませんが、検体を採取するときに不快感を感じることがあります。明らかな痛みを感じた場合は、医師にご相談ください。
●まれに正しい結果が出ない場合（偽陰性）があります。
●抗原検査の陽性結果は正確ですが、判定が陰性の場合でも新型コロナウイルスの感染を否定するものではありません。
●本品は、体外診断用としてのみ使用してください。
●正しい手順で検査を行わなかった場合や、検査結果の判定方法から逸脱した場合は、検査結果に思わぬ影響をおよぼし、結果が無効となることがあります。
●陰性結果は、抽出された抗原量が検査キットの感度を下回った場合や、検体溶液の質が不十分だった場合にも発生する可能性があります。
●検査結果が陽性であっても、他の病原体の同時感染を否定するものではありません。
●直射日光を避け、子どもの手の届かないところに室温で保管してください。
●本品は、冷凍保存しないでください。
●使用期限が過ぎた検査キットおよび試薬は使用しないでください。

参考資料

新型コロナウイルス感染症の検査診断

新型コロナウイルスの検査を取り巻く課題と対応

COVID-19に対するイムノクロマト法による迅速抗体検査の適応と有用性の検討

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています