ガトロン（Gutron）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

ミドドリンの作用機序と効果

ミドドリンは「低血圧治療剤」に分類される医薬品で、主に本態性低血圧や起立性低血圧の治療に使用される薬です。

低血圧症は、血圧を調整する機能が弱くなり、血圧が低くなるものです。低血圧になると全身に十分な血液が供給されなくなるので、必要な酸素や栄養が細胞へと行き届かなくなります。そのため、立ちくらみ・めまい等の症状が現れ、重度になると失神・痙攣・意識障害などの症状があらわれます。
中でも、「起立性低血圧症」は座った状態や寝ている状態から上がった時に、急激に起こる症状です。急に体位が変わると、それまで脳へ血液を送っていた血管の血圧が急激に下がり、脳に供給される血液が減少します。これにより、立ちくらみ、ふらつき等の症状が起こります。

ミドドリンは、交感神経の活動を活発にする「α1受容体」を直接刺激することで作用をあらわす薬です。交感神経は、心臓の働きを活発にしいたり、血管を収縮させる働きがあります。心臓が活発に活動するようになると心拍数や血液量が増加したり、また、血管収縮機能により末梢血管が収縮するので血圧を上昇させます。

これにより体の隅々まで血液を行き渡らせ、起立性低血圧や本態性低血圧の症状を改善します。
また、ミドドリンは骨格筋や内臓の血管に作用するので、心臓や脳血管へ与える影響が少ない薬です。

参照：「低血圧」MSDマニュアル
「起立性低血圧」昭和医会誌

ミドドリンの服用方法

[成人の場合]

1日あたり4mgを2回に分けて服用してください。症状によって適宜増減しますが、重症の場合は1日あたり8mgまで増量できます。

[小児の場合]

1日あたり4mgを2回に分けて服用してください。症状によって適宜増減しますが、1日あたりの最大服用量は6mgとしてください。

服用に際し、医師からの指示がある場合、医師の指示に従ってください。

ガトロンの個人輸入

本商品は、インドにおいてシプラ社が厳しい国際基準をクリアして製造・販売している高品質なジェネリック医薬品です。ベストお薬は品質が保証されている正規医薬品をお客様に安全かつ快適にご利用いただけるように努力しております。

※インドの医薬品産業に関する詳細情報は、インドの薬事業界からご覧ください。

弊社は海外の医薬品を個人輸入されるお客様のサポートをさせていただきます。ご注文やお支払い、提携業者との連携、輸入・通関の手続きなどを全てお引き受けいたします。

ミドドリンの禁忌と副作用について

ミドドリンを服用される前には、本剤に関する禁忌や副作用について十分にご確認ください。

禁忌

● 甲状腺機能亢進症の患者
● 褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者

副作用

ミドドリンの副作用として、以下の症状が現れる可能性があります。

● 消化器症状：悪心、腹痛、嘔吐、便秘など
● 皮膚症状：発疹、蕁麻疹、痒みなど
● その他の症状：頭痛、ほてり感、倦怠感など

服用時に上記の症状や異常を感じた場合は、使用を中止し医師の診察を受けてください。

参考：

医療用医薬品 : ミドドリン塩酸塩

昇圧薬の解説：日経メディカル

ミドドリン塩酸塩錠2mg「サワイ」の基本情報：日経メディカル

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています