ダパスマート（Dapasmart）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

ダパグリフロジンの作用機序と効果

ダパスマートの有効成分ダパグリフロジンは「選択的SGLT-2阻害薬」という種類に分類される糖尿病治療薬です。血液中の糖を体外に排出して血糖値を下げる作用があります。

糖尿病は血液中のブドウ糖の量が過剰になって、血糖値の正常なコントロールができなくなる疾患です。糖分は体のエネルギー源になる大切な栄養素ですが、糖が多くなりすぎて血糖値が高い状態が継続すると、増えすぎた糖により血管が傷つけられてしまいます。
そして重症化すると心不全や腎臓病といった深刻な合併症を引き起こします。

ダパグリフロジンは、「SGLT-2」というタンパク質の働きを腎臓で阻害することで作用します。
腎臓でろ過された糖が体内に再び吸収されるのを防いで、糖をそのまま尿として排泄させます。
この作用で体に吸収される糖の量が減るので、糖質制限と同様の効果があらわれます。

体内では糖の代わりに内臓脂肪がエネルギーとして燃焼され、さらに、糖分排出に加えて「むくみ」を改善する作用もあるため、糖質制限ダイエットの効果も期待できます。

ダパグリフロジンによる糖の排出量は1日およそ200～500kcalとされており、お茶碗１杯分のご飯と同じぐらいの糖質がカットされます。
個人により効果の発現に差がありますが、半月〜1ヶ月ほどを目安に体重の変化を実感し始め、1か月の継続して服用すると、おおよそ1～2kgの体重減少が期待できるとされています。

ダパグリフロジンはインスリンに影響されず血糖値を下げるので、インスリン製剤と比較すると低血糖になるリスクが低い薬です。また、２型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎不全など適応範囲の広い薬です。

参照：
「ダパグリフロジンの減量効果は主に体脂肪減少による」日経メディカル

＊ベストお薬ではその他のダイエット薬や糖尿病の治療薬も取り扱っています。

ダパグリフロジンの服用方法

ダパグリフロジンの服用方法は、症状により異なります。

[2型糖尿病]

成人の場合、1日に1回、1回あたり5mg服用します。効果不十分な場合は、経過を十分に観察しながら1日に1回、10mgに増量することができます。

[1型糖尿病]

インスリン製剤との併用において、成人の場合、1日に1回、1回あたり5mg服用します。効果が不十分な場合は、経過を十分に観察しながら1日に1回、10mgに増量することができます。

[慢性心不全、慢性腎臓病]

成人の場合、1日に1回、1回あたり10mgを服用します。

※ダイエット目的でのダパグリフロジンの服用は、1日に1回、1回あたり5mgの服用でよいとされていますが、医師に相談の上服用してください。

ダパスマートの個人輸入

この製品は、インドのヒーリングファーマ社から販売されるジェネリック医薬品です。ベストお薬は、国際的な基準に適合した施設で製造された、品質が保証されている正規医薬品をお客様にお届けします。

※インドでの医薬品製造の現状は、インドの薬事業界でご覧いただけます。

弊社は個人輸入のための海外医薬品サポートサービスです。お客様のご注文やお支払い、海外の業者との交渉、輸入や通関の代行などを行います。また、関連するサポートも行います。

ダパグリフロジンの禁忌と副作用について

ダパベルを使用するにあたりましては、禁忌や副作用のリスクについてご確認ください。

禁忌

● 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
● 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
● 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者

副作用

本剤には副作用がありますので、次のような症状が現れた場合はご注意ください。

● 感染症：性器感染（腟カンジダ症等）、尿路感染（膀胱炎等）
● 腎臓症状：頻尿、尿量増加など
● その他の症状：倦怠感、体重減少、便秘、食欲減退など

また、重篤な副作用として、稀に以下のような症状が発生することがあります。

● 低血糖
● 腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎（フルニエ壊疽）、敗血症
● 脱水
● ケトアシドーシス

これらの症状や異常をお気づきになりましたら、速やかに服用を中止し、医師にご相談ください。

参考：

医療用医薬品 : フォシーガ

SGLT2阻害薬の解説：日経メディカル

ダパグリフロジン：wikipedia

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています