ヘプトラル（Heptral）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

アデメチオニン（Ademetionine）の作用機序と効果

アデメチオニン（Ademetionine）は、人間が生きていくうえで欠かせない必須アミノ酸であるメチオニンと、アデノシン3リン酸が連結した形で合成されたアミノ酸の一種です。

日本では未承認ですが、海外では、うつ病、肝臓障害、変形性関節症、胆汁うっ滞などの治療に用いられます。

骨関節でクッションの役割を果たす軟骨の増加をサポートする作用により、関節炎の症状を緩和する効果が期待できます。また抗酸化作用を持つため、活性酸素が発生しやすい肝臓の機能を高め、肝炎の予防にも有用とされています。

アデメチオニン（Ademetionine）の服用方法

アデメチオニンの用量用法は、疾患などにより異なりますので必ず、医師の指示に従って使用ください。

ヘプトラル（Heptral）1錠につき400mgのアデメチオニンを含有しています。

ヘプトラルは、有効成分の吸収効率を高めるため、食事と同時は避け、空腹時に摂取することが推奨されています。水とともに噛まずに服用します。

ヘプタル（Heptral）の通販・個人輸入

ヘプトラル（Heptral）は、製薬会社ABBOTT INDIA LTDが製造するアデメチオニン（Ademetionine）の薬です。日本からは個人輸入の手続きにより通販できます。

アデメチオニン（Ademetionine）の禁忌と副作用について

●本剤の含有成分に対し過敏症の既往歴をお持ちの方は使用できません。
●アデメチオニンは、成人の治療に適応しています。小児におけるアデメチオニンの安全性と有効性は確立されていません。
●疾病治療中の方、処方された薬剤を服用中の方は、相互作用の可能性がありますので、アデメチオニンを服用する前に必ず医師にご相談ください。
●妊娠中・授乳中の方、高齢者および肝・腎障害をお持ちの方は、アデメチオニンを服用する前に必ず医師にご相談ください。
●子どもの手の届かない場所で、高温多湿を避けて保管してください。

アデメチオニンの重篤な副作用は報告されていませんが、軽微な副作用としては、悪心、消化不良などが起こる可能性があります。

参考リンク

厚生労働省eJIM | S-アデノシルメチオニン (SAMe) | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 医療関係者の方へ

S-アデノシルメチオニン – Wikipedia

S-アデノシル-L-メチオニン – 24. その他のトピック – MSDマニュアル プロフェッショナル版

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています