フォーゼスト（Forzest）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

タダラフィルの作用機序と効果

フォーゼストの有効成分「タダラフィル」は、「ホスホジエステラーゼ 5 型(PDE-5)阻害薬」という種類に分類されている勃起不全(ED)の治療薬です。

男性の勃起には、２種類の酵素の働きが関係しています。
一つは、性的な刺激を受けて分泌される「環状グアノシン(cGMP)」という酵素で、陰茎の海綿体にある平滑筋を緩めて血管を拡張し、男性器への血流を増加させて勃起を起こすものです。

もう一つは勃起を鎮める「PDE-5」という酵素で、通常は射精後に働きが最大になります。
PDE-5は平滑筋を緊張状態にして血流量を減少させ、射精後もずっと勃起した状態が続いたままにならないよう平常状態に戻します。

EDに悩む多くの人は、PDE-5が最初から強く働きすぎるために、勃起に必要なcGMPが分解されてしまい、挿入に十分な勃起ができなかったり、途中で中折れしたりするのです。

タダラフィルはPDE-5の阻害作用があり、cGMPが分解されるのを防ぎます。
この作用によりcGMPの血中濃度が高まり、陰茎にある海綿体の平滑筋が緩まって男性器への血液の流入量が増え、自然でスムーズな勃起を促します。

参照：ED診療ガイドライン第3版：日本性機能学会・日本泌尿器科学会

フォーゼストの特長

フォーゼストの有効成分「タダラフィル」は、第3のED治療薬として登場した「シアリス」の有効成分と同一のもので、心因性・器質性・混合型のいずれのED症状に対しても有効です。

フォーゼストの最大の特徴は継続の時間が長いことで、服用後およそ36時間効果が継続します。
効果が現れ始めるのは服用後30分〜1時間程で、約3時間前後に最大となります。

効果継続時間が長いので、射精後でも性的な刺激があれば何度でも勃起することが可能です。
フォーゼストは服用するだけで勃起したり精力が増すものではなく、性的刺激があって初めて勃起がおこります。

また、タダラフィルは食事の影響を受けにくいのも特徴で、約800kcal以下の食事を摂った場合でも食事の影響を受けにくいとされています。
ただし、脂っこい食事やハイカロリーの食事の後は効果を十分に感じられない場合があります。（効果には個人差があります）

＊ベストお薬ではこの他にもED治療薬を多数取り扱っています。

タダラフィルの服用方法

＜成人＞

1日に1回、1回10mgを性行為の約1時間前に服用してください。
10mgでは十分な効果が得られず、忍容性が良好と判断された器質性又は混合型の勃起不全に対しては、1回20mgに増量できます。
1日の服用は1回までとし、連続服用する場合は次回服用まで24時間以上の間隔を空けてください。

＜軽度又は中等度の肝障害のある方＞

10mgを超えての服用をしないでください。
1日の服用は1回までとし、次回の服用まで24時間以上の間隔を空けてください。

＜中等度又は重度の腎障害のある方＞

5mgから服用を開始し、服用間隔は24時間以上としてください。
中等度の腎障害のある場合は、最高服用量は10mgを超えないこととし、10mgを服用する場合は服用間隔を48時間以上あけてください。
重度の腎障害のある方は5mgを超えて服用しないでください。

＊フォーゼストのタダラフィル含有量は20mgです。初めての服用の場合、錠剤をピルカッターでカットして効果を確認しながら服用することをお勧めします。

フォーゼストの個人輸入

この薬はインドのランバクシー社が開発・販売しているジェネリック医薬品です。ベストお薬は、国際基準を満たした製造施設から、品質が保証されている正規医薬品をお客様にお届けしております。

※インドの医薬品産業についての情報は、インドの薬事業界をご覧ください。

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タダラフィルの禁忌と副作用について

タダラフィルは、注意深く使用する必要がある薬です。服用する前には、禁忌や副作用の可能性を理解してください。

禁忌

● 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
● 硝酸剤又は一酸化窒素（NO）供与剤を投与中の患者
● 可溶性グアニル酸シクラーゼ（sGC）刺激剤（リオシグアト）を投与中の患者
● 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者
● 不安定狭心症のある患者又は性交中に狭心症を発現したことのある患者
● コントロール不良の不整脈、低血圧（血圧＜90/50mmHg）又はコントロール不良の高血圧（安静時血圧＞170/100mmHg）のある患者
● 心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある患者
● 脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者
● 重度の肝障害のある患者
● 網膜色素変性症患者

副作用

タダラフィル服用時、以下の副作用が起こる可能性があります。

● 循環器症状：潮紅、ほてり、動悸、心拍数の増加など
● 神経系症状：めまい、頭痛など
● 消化器系症状：消化不良、腹痛、下痢、胃の不快感など
● その他の症状：筋肉痛、鼻づまり、熱感など

稀に、以下のような重大な副作用が起こることがあります。

● 過敏症

上記の症状や異常があらわれた場合は、服用を中止してすぐに医療機関を受診してください。

参照：

「勃起不全治療剤 シアリス錠5mg,10mg,20mg」医薬品インタビューフォーム

医療用医薬品 : タダラフィル

ED（勃起障害）：medley

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています