ピオズ（Pioz）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

ピオグリタゾン（Pioglitazone）の作用機序と効果

有効成分：ピオグリタゾン（Pioglitazone）
体内の血糖をコントロールする役割を持つインスリンのはたらきが低下すると、正常な血糖値を保つことができなくなってしまいます。ピオグリタゾンは、筋肉や肝臓に作用し体のインスリンに対する感受性を高めることにより、血糖を下げる作用があるとされている成分です。

ピオグリタゾン（Pioglitazone）の服用方法

ピオグリタゾン（Pioglitazone）は、2型糖尿病の治療に用いる薬です。
ただし、治療による十分な効果が得られず、インスリン抵抗性が推定される場合に限ります。

服用方法
通常：1日1回15～30mgを朝食前または朝食後に服用。
用量は性別・年齢・症状により増減しますが、45mgを上限とします。

インスリン製剤と併用する場合：1日1回15mgを朝食前または朝食後に服用。
用量は性別・年齢・症状により増減しますが、30mgを上限とします。

※飲み忘れた場合は、次の服用タイミングで1回分を服用してください。一度に2回分を服用することはお控えください。

ピオズ（Pioz）の通販・個人輸入

ピオズ（Pioz）は、60年以上の歴史を誇るインドの製薬会社、USV LIMITED社の製品です。日本国内では販売していませんが、個人輸入することで購入できます。

ピオグリタゾン（Pioglitazone）の禁忌と副作用について

●下記に該当する方は、本剤を服用できません。
・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病と診断されている方
・心不全および心不全の既往歴をお持ちの方
・重い肝機能障害・腎機能障害をお持ちの方
・本剤に含まれる成分に対し、過敏症の既往歴をお持ちの方
・妊娠中または妊娠している可能性のある方
●低血糖を起こす場合があります。本剤を服用中は自動車の運転や危険をともなう機械の操作などの作業には十分注意してください。
●併用に注意が必要な薬があります。処方された薬剤を服用中の方は、本剤を服用する前に医師にご相談ください。
●直射日光、高温多湿を避け、子どもの手の届かないところで保管してください。

ピオグリタゾンの主な副作用：むくみ、発疹、かゆみ、めまい、ふらつき、頭痛、貧血など

まれにあらわれる重大な副作用として、心不全、肝機能障害、低血糖、横紋筋融解症、間質性肺炎、膀胱がんなどが報告されています。

本剤を服用中に体に何らかの異常があらわれた場合は、ただちに服用を中止し速やかに医師の診察を受けてください。

参照：

ピオグリタゾン – Wikipedia

医療用医薬品 : アクトス

インスリン抵抗性改善薬ピオグリタゾンの創製

ピオグリタゾンのインスリン抵抗性改善作用

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています