オルメスマート（Olmesmart）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

オルメサルタンの作用機序と効果

オルメスマートに含まれる有効成分オルメサルタンは、「降圧剤」に分類される医薬品で、新しいタイプの「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)」という種類に属します。

通常、血圧の正常値とされるのは、血管収縮期の血圧が140mmHg未満、血管拡張期の血圧が90mmHg未満で、どちらか一方がこの数値より高いと高血圧の診断がされます。

高血圧を引き起こす原因とされるものには、心臓血管疾患や腎機能異常、薬による副作用など様々なものがあります。しかし、これらいずれの場合も、体内にある「アンジオテンシンII」と呼ばれる体内物質が関与しているとされています。

このアンジオテンシン II は「アンジオテンシン受容体(AT受容体)」という受容体に結びつくことで、血管収縮や血圧上昇の作用を引き起こします。それだけでなく、アンジオテンシンII は心肥大や腎機能が低下をもたらす腎線維化といった症状を促進させてしまう原因とも考えられています。

通常、高血圧の改善は、まず生活習慣の見直しから開始します。しかし生活習慣の改善をしても数値に変化や改善がない場合は、治療薬を用いての血圧コントロールをしていきます。

オルメサルタンは、アンジオテンシンⅡが受容体に結合するのを妨げます。アンジオテンシンⅡの活動が抑えられるので、血管が収縮するのを防ぐことができます。血管を拡げることで血流がスムーズになり、高かった血圧を下げることができます。さらに、オルメサルタンは心臓や腎臓といった内臓を保護する効果もあり、心臓病や腎臓病に対する薬としても処方されています。

参照：高血圧治療薬 アンジオテンシンII受容体拮抗薬

＊ベストお薬では、有効成分オルメサルタンを含有している「オルメシプ」など、高血圧のためのジェネリック医薬品を他にも取り揃えています。

オルメサルタンの服用方法

成人の場合は、オルメサルタンを1日に1回、1回あたり10～20mgを服用してください。
服用開始時は1日あたり5～10mgの服用から始め、年齢・症状によって適宜増減してください。
尚、1日あたりの最大服用量は40mgまでとしてください。

オルメスマートの個人輸入

この薬はインドの医薬品産業で開発・販売されている、先発医薬品と同じ有効成分を含むジェネリック医薬品です。ベストお薬は、国際基準を満たした製造施設から仕入れた、品質が保証されている正規医薬品をお客様にお届けいたします。

※インドの医薬品産業の詳細は、インドの薬事業界をご覧ください。

弊社は、海外医薬品の個人輸入代行サービスを行っております。お客様からのご注文や代金のお支払い、海外業者との契約、輸入や通関の手続きなどをすべて代行し、関連するサポートを提供しております。

オルメサルタンの禁忌と副作用について

オルメサルタン薬を服用する前に、禁忌や副作用のリスクを確認してください。

禁忌

● 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
● 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
● アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者（ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く）

副作用

オルメサルタンにはかゆみや発疹などの副作用があり、次のような症状があります。

● 過敏症：発疹、そう痒
● 血液：赤血球数減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、白血球数増加、血小板数減少など
● 精神神経系：立ちくらみ、ふらつき、めまい、頭痛など
● 消化器：軟便、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、胃の不快感など

また、重大な副作用は非常にまれですが次のような症状があります。

● 血管浮腫
● 腎不全
● 高カリウム血症
● ショック、アナフィラキシー、失神、意識消失
● 肝機能障害、黄疸
● 血小板減少
● 低血糖
● 横紋筋融解症
● 重度の下痢
● 間質性肺炎

もし、これらの副作用やその他の異常な症状を感じた場合はすぐに服用を中止し、医師に相談してください。

参照：

医療用医薬品 : オルメサルタン

ARBの解説：日経メディカル

オルメサルタン：Wikipedia

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています