シルデナフィル(テバ) (Sildenafil (TEVA))

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

シルデナフィルの作用機序と効果

シルデナフィル(テバ)に含有の有効成分「シルデナフィル」は、「ホスホジエステラーゼ 5 型(PDE5)阻害薬」という種類の医薬品です。
バイアグラにも含まれる成分で、さまざまな原因で生じるEDの症状に幅広く効果を発揮し、特に強い勃起力が期待できる薬です。

勃起が起こるメカニズムには、「環状グアノシン(cGMP)」という酵素と、勃起を抑制する「PDE-5」という酵素の働きが関係しています。

cGMPは血管拡張作用があり、血管が拡張することで陰茎に流れ込む血液量を増やし、勃起を起こします。
そして射精が終わると、PDE-5が分泌され、勃起がおさまります。

しかし、EDや中折れに悩む人の多くはPDE-5が射精前から強く作用してしまい、勃起に必要なcGMPが分解されてしまうのです。
そのため、勃起ができなかったり中折れしてしまったりします。

シルデナフィルは、PDE-5を阻害する作用があり、cGMPが分解されるのを防いで血液中のcGMP濃度を高めます。
これにより、陰茎付近の筋肉が緩み、血管が拡張して男性器に流れ込む血液量が増大します。
その結果、スムーズで力強い勃起を促進します。

服用して30分~1時間ほどで効果があらわれ始め、その後最大となります。
効果持続時間は4〜6時間程度です。（効果のあらわれ方には個人差があります）

シルデナフィルは服用後に性的興奮や刺激を受けて初めて勃起が起こります。飲むだけで勃起したり精力が増進するものではありません。

シルデナフィル(テバ)はバイアグラと同じ効果で、お手頃にED治療をしたい方におすすめの薬です。

参照：
バイアグラ錠50mg製品情報概要：VIATRIS

＊ベストお薬では、バイアグラをはじめ、シルデナフィルを含有するED治療薬を多数取り揃えています。

シルデナフィルの服用方法

[成人]

1日に1回、1回あたり25mg〜50mgを性行為を行う1時間ほど前の空腹時に服用してください。

[65歳以上の方、肝障害および重度腎障害（Ccr＜30mL/min）の方]

血漿中濃度の増加が認められているため、1回あたり25mgを服用の開始用量としてください。

● 1日の服用回数は最大1回までとしてください。続けて服用する場合、次回の服用までは24時間以上の間隔を空けてください。
● 空腹時に服用してください。食後の服用では効果を十分に感じられない場合があります。
● 服用時のアルコール摂取はできるだけ控えてください。血行促進効果があるため、通常時よりも酔いやすくなります。

＊ベストお薬では、シルデナフィル含有量が1錠25mg、50mg、100mgの３種類をご用意しています。
初めてシルデナフィル(テバ)を服用する方や、用量の多い薬を使用する際は、ピルカッターで錠剤をカットして効果を確認しながら服用することをおすすめしています。

シルデナフィル(テバ)の個人輸入

本製品はテバファーマシューティカル・インダストリーズ社がイギリス及びハンガリーで製造・販売しています。

ベストお薬は、海外製及びジェネリック医薬品の個人輸入を専門とするサービスプロバイダーです。世界各国のパートナー企業と連携し、お客様の医薬品注文に関する支払いから輸入、通関までのプロセスを全面的にサポートいたします。お客様には、手間のかかる手続きを一切お願いすることはありません。

ベストお薬は、お客様に正規品100%をお届けするために、徹底した品質管理基準を設けております。プライバシー保護の観点から、当社の製品は識別不可能な梱包で配送されます。これにより、お客様は配送過程でのプライバシーの懸念を抱くことなく、安心してご利用いただけます。

シルデナフィルの禁忌と副作用について

シルデナフィルを服用する前に、以下の内容をよくお読みください。本薬には、禁忌や副作用があります。

禁忌

● 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
● 硝酸剤あるいは一酸化窒素（NO）供与剤を投与中の患者
● 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者
● 重度の肝機能障害のある患者
● 低血圧の患者又は治療による管理がなされていない高血圧の患者
● 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者
● 網膜色素変性症患者
● アミオダロン塩酸塩（経口剤）を投与中の患者
● 可溶性グアニル酸シクラーゼ（sGC）刺激剤（リオシグアト）を投与中の患者

副作用

シルデナフィルには、以下のような潜在的な副作用があります。

● 血管系：ほてり、潮紅、頻脈、動悸など
● 神経系：頭痛、めまい、興奮など
● 消化器系：胃もたれ、口の渇き、消化不良、腹痛など
● その他：発疹、筋肉痛、鼻炎、熱感など

まれに、より深刻な副作用が発生することがあります。

● 硝酸薬との併用でおこる急激な血圧低下
● 持続勃起症

服用中にこれらの症状や異常が見られた場合、服用をやめてすぐに医療機関を受診してください。

参照：

ED診療ガイドライン第3版：日本性機能学会・日本泌尿器科学会

医療用医薬品 : シルデナフィル

勃起不全男性のシルデナフィルの年齢別効力と安全性

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています