ビマトアイドロップス（BIMAT Eye Drops）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

ビマトアイドロップスの作用機序と効果

効果効能：緑内障、高眼圧症、まつ毛貧毛症

ビマトアイドロップスの有効成分ビマトプロスト（Bimatoprost）には、眼球内に充満し内側から圧力をかける役目を持つ房水の流出を促すことで眼圧を下げ、緑内障の悪化を防ぐ効果があります。また、まつげの毛包に作用し、毛の生え変わる周期における成長期を延長するはたらきを持つため、まつげの育毛育毛剤にも用いられる成分です。

ビマトアイドロップスの服用方法

緑内障・高眼圧症：1日に1回、1滴点眼してください。

まつげ貧毛症：1日1回、アプリケーター（専用使い捨てまつげブラシ）の先端に1滴を滴下し、上まぶたのふちに内側から外側に向け慎重に沿わせてまつげの根元に塗布してください（下まぶたには塗らないでください）。片目ごとに新しいアプリケーターを使用し、一度使用したものは再利用しないでください。

・ご使用の前に手をよく洗い、コンタクトレンズを装用している場合はレンズを外してください。
・ご使用後にコンタクトレンズを装着する場合は、15分以上時間を置いてから装着してください。
・まぶた以外の皮膚に薬液がついた場合は、すぐに拭き取るか洗顔してください。

ビマトアイドロップスの個人輸入

ビマトアイドロップス（BIMAT Eye Drops）は、インドのムンバイ市に本社を置く製薬会社アジャンタ ファーマ社の医薬品です。日本では販売していませんが、個人で使用する目的で個人輸入することにより購入できます。

禁忌と副作用について

・点眼は1日1回までとしてください。
・異常を感じた場合は、速やかに医師・薬剤師にご相談ください。
・妊娠または妊娠の可能性のある方、授乳中の方、高齢の方はご使用前に専門家にご相談ください。
・本剤に含まれる成分に対し過敏反応がある方は使用をお控えください。
・室温で保管し、開封後は30日以内にご使用ください。

主な副作用：結膜充血、目のかゆみ、角膜障害、虹彩色素沈着など。メラニンの増加による目の周囲の皮膚の黒ずみや、まつげの多毛が起こる可能性があります。

参照：

医療用医薬品 : ビマトプロスト

Topical bimatoprost: a review of its use in open-angle glaucoma and ocular hypertension

緑内障治療薬（点眼剤）

ビマトプロスト – Wikipedia

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています