ケナコルト口腔用ペースト0.01%(Kenacort 0.01%)

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

トリアムシノロンアセトニドの作用機序と効果

トリアムシノロンアセトニドは「口腔粘膜治療剤」に分類されている医薬品で、先発薬は「オルテクサー口腔用軟膏」として処方されています。

副腎皮質ステロイドの一つである糖質コルチコイドの作用で、抗炎症・抗アレルギーに効果をあらわします。
もともと、副腎皮質ステロイドは副腎という臓器で生成されるコルチゾールという物質で、糖、タンパク質、脂質、骨の代謝、体液の維持、免疫系の調整などに大きく関与しています。
抗炎症作用や血管収縮などの作用もあり、身体の炎症を抑えることから、多くの疾患に活用されています。

ケナコルト口腔用ペーストは速効性があり、慢性剥離性歯肉炎、びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎および舌炎に伴う痛みや不快感を緩和します。
また、患部に直接作用するので全身性の副作用がほとんどないのが特徴です。

※ベストお薬ではステロイド系の軟膏やスキンケア製品もお取り扱いしております。

トリアムシノロンアセトニドの使用方法

口腔内を清潔にしてから、適量を1日1～数回、患部に均一に塗布してください。
尚、症状により適宜増減してください。

● 使用後、しばらくの間は飲食を避けてください。
● 使い忘れた場合、気がついた時にできるだけ早く塗ってください。但し、2回分を一度に使用しないでください。

ケナコルト口腔用ペーストの個人輸入

この製品はインドのアボット・ヘルスケア社が国際規格に準拠して製造し、市場に供給するジェネリック医薬品です。ベストお薬は、品質が保証されている正規医薬品を提供し、お客様の期待に応えることを保証します。当社は、海外医薬品の個人輸入を全面的に支援し、注文から支払い、輸入および通関までのプロセスを一括管理いたします。

トリアムシノロンアセトニドの禁忌と副作用について

トリアムシノロンアセトニドの使用には特別な注意が求められます。服用する前に、禁忌事項や潜在的な副作用について十分に把握することが重要です。
禁忌
● 皮膚結核、単純疱疹、水痘、帯状疱疹、種痘疹
● 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
● 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
● 潰瘍（ベーチェット病は除く）、第2度深在性以上の熱傷・凍傷
副作用
副作用には以下のような症状が現れることがあります。

● 口腔症状：口腔内の不快感（しびれ感など）、味覚異常、味覚減退など
● その他の症状：過敏症

また、稀に重大な副作用が生じることもあります。

●  口腔の感染症
● 下垂体・副腎皮質系機能

何か異常を感じた際には、直ちに使用を中止し、専門医の診断を受けることをお勧めします。

参照：

口内炎治療剤オルテクサー口腔用軟膏0.1%

口腔粘膜治療剤 オルテクサー®口腔用軟膏0.1％ トリアムシノロンアセトニド口腔軟膏：医薬品インタビューフォーム

医療用医薬品 : トリアムシノロンアセトニド

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています