アストラゼネカは、イギリスのケンブリッジに本社を置く製薬会社です。1913年にスウェーデンで設立されたアストラABと、1993年にイギリスの化学会社4社から設立されたゼネカグループPLCが、1999年に合併してアストラゼネカが誕生しました。合併後は世界最大級の製薬会社としてロンドン証券取引所に上場しており、上位100位で構成されるFTSE100種総合株価指数の銘柄となっています。研究開発は、イギリスのケンブリッジ、スウェーデンのヨーテボリ、アメリカのメリーランド州ゲイザースバーグの3つの研究施設で主に行われています。
アストラゼネカは、腫瘍(がん)、心血管・代謝疾患(CVMD)、呼吸器の3つの主要な治療分野に重点を置いており、自己免疫、神経科学、感染症の分野でも活動しています。有名なお薬としては、高脂血症用剤である有効成分ロスバスタチン(商品名:クレストール)、呼吸器用薬である有効成分ブデソニド・ホルモテロールフマル(商品名:シムビコート)、抗悪性腫瘍剤である有効成分オシメルチニブメシル(商品名:タグリッソ)、β遮断薬である有効成分アテノロール(商品名:テノーミン)などがあります。
アストラゼネカのチームは、世界をリードする学術研究機関やバイオテクノロジー研究機関と協力して、技術革新を展開し新技術の開発に注力しています。
アストラゼネカは100カ国以上で事業を展開しており、医薬品は世界中で何百万人もの患者に使用されています。日本では2000年にアストラゼネカの法人が大阪を拠点に設立されました。
製薬会社名 | アストラゼネカ(Astrazeneca) |
本社 所在地 | イギリス、ケンブリッジ |
設立年 | 1999年 |
取締役 | パスカル・ソリオ(Pascal Soriot) |
公式サイト | https://www.astrazeneca.com/ |
年間売上高 | およそ243億8,400万ドル(2019年) |
従業員数 | 70,600人(2020年) |