第一三共株式会社は、1913年に設立された三共株式会社と、1915年に設立された第一製薬が2005年に経営統合され設立された日本の大手製薬会社です。2005年の時点で武田薬品工業に次ぐ国内2位の製薬会社となりましたが、毎年国内でトップ5に入る日本を代表する製薬会社です。
三共株式会社はアミラーゼ (ジアスターゼ)を麹菌から抽出することに成功し、消化剤であるタカジアスターゼを販売してアメリカで富豪となった高峰譲吉薬学博士により創立されました。高峰譲吉博士は、その後アドレナリンの結晶化に成功し、副腎髄質ホルモン剤の販売を開始した世界的に有名な日本の科学者です。三共株式会社のヒット商品は風邪薬ルル、三共胃腸薬、高コレステロール血症治療剤メバロチンなどがあります。
第一製薬はドイツからの輸入が難しくなった梅毒治療薬のサルバルサンの代わりに、国内で生産された駆梅剤アーセミンを1915年に発売したことから始まります。第一製薬のヒット商品として、抗菌製剤のタリビッドや抗菌製剤クラビットがあります。
2005年に経営統合されてからの第一三共株式会社のヒット商品は、排尿障害改善薬ユリーフ、抗血小板剤エフィエント、抗インフルエンザウイルス薬イナビル、アルツハイマー型認知症治療剤メマリーなどがあります。
製薬会社名 | 第一三共株式会社(Daiichisankyo) |
本社 所在地 | 東京都 中央区 日本橋 本町 |
設立年 | 2005年 |
取締役 | 眞鍋淳 |
公式サイト | https://www.daiichisankyo.co.jp/ |
年間売上高 | 9817億9300万円(連結) |
従業員数 | 15,348人(2020年) |