アピキサフォード

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

●アピキサバンの作用機序と効果

有効成分「アピキサバン」は血液凝固阻止剤に属する医薬品です。血液の凝固に関わる酵素が生成される過程に作用して、止血や血栓を形成するタンパク質の生成をブロックします。この働きにより血液をサラサラにして固まりにくくするので、血栓をできにくくし、非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制と、静脈血栓塞栓症（深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症）の治療および再発抑制に効果を発揮します。

効果の発現が比較的早く、副作用としての出血のリスクが低く安定性に優れ、食事制限がないことが特徴です。

●アピキサフォードの使用方法

【非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制】

成人の場合、1日に2回、1回あたり5mgを朝・夕食後に服用します。

※注意：次の基準のうち2つ以上に該当する方は、出血リスクが高く本剤の血中濃度が上昇する危険があるので、服用量を減らし、1日に2回、1回あたり2.5mgを朝・夕食後に服用してください。

・80歳以上

・体重60kg以下

・血清クレアチニン1.5mg/dL以上

【静脈血栓塞栓症（深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症）の治療および再発抑制】

成人の場合、1日に2回、1回あたり10mgを7日間服用。その後は服用量を減らし、1日に2回、1回あたり5mgを服用します。

・飲み忘れた場合は、気付いたらすぐに1回分を服用し、その後通常のタイミングで服用します。ただし、1度に2回分の服用はしないでください。

●アピキサフォードの個人輸入

ベストお薬は、品質が保証されている正規医薬品を海外から個人輸入をする際のお手伝いを行い、お客様の期待に応えることを目指しています。海外からの医薬品個人輸入サービスでは、商品の発注、お支払い、輸入・通関手続き、配送手配までの全てをお客様に代わり行っております。商品は中身がわからないように梱包され、追跡番号付きの発送で日本全国へお届けします。

●アピキサフォードの禁忌と副作用について

現在、既に他の薬を使用している場合は、相互作用を起こす可能性があります。抗凝固薬・抗血小板薬・非ステロイド性抗炎症薬との併用には十分注意してください。また、服用中は出血しやすくなるため、歯みがきなどは優しくしてください。刃物などを使用する際は誤って怪我をして出血しないよう気をつけてください。

主な副作用として、だるさ、鼻血、歯肉出血、皮下出血（血豆・青あざ）、血尿、結膜出血、貧血などの症状の可能性があります。また、重篤な副作用として、頭蓋内出血、消化管出血、眼内出血、間質性肺疾患、肝機能障害などが稀に起こる可能性があります。

服用中に異常や違和感があらわれた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

参照：

医療用医薬品 : エリキュース

経口FXa阻害薬アピキサバン（エリキュース®）の薬理学的特性と臨床効果

エリキュース錠：医薬品インタビューフォーム

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています