フェートガード(Fertogard)
¥3,750
フェートガードは有効成分クロミフェンクエン酸塩を主成分として含有する排卵誘発剤です。主に、排卵障害の不妊治療のホルモン療法に用いられている医薬品です。男性の不妊原因の乏精子症に対する治療薬としても一般的に処方されています。日本では富士製薬より「クロミッド錠」が処方薬として販売されており、本品はインドのヒーリングファーマ社から製造・販売されているジェネリック医薬品です。本品は海外からの個人輸入にて購入できます。有効成分クロミフェンの含有量は50mg、内容量は1箱あたり100錠です。
クロミフェンクエン酸塩の作用機序と効果
フェートガードに含まれる有効成分のクロミフェンクエン酸塩(クロミフェン)は、排卵誘発剤および抗エストロゲン剤という種類に分類されている医薬品です。排卵に関わる、脳内の視床下部という部位に主に作用することで、不妊治療に効果を発揮します。
クロミフェンクエン酸塩は、体内で生成されるホルモンのひとつ「エストロゲン」が、脳内の視床下部にあるエストロゲン受容体に結合するのを阻害します。これにより、エストロゲンによって起こるネガティブフィードバックが抑えられます。
ネガティブフィードバックが抑えられると、卵巣を刺激する「性腺刺激ホルモン(FSH、LH)」の分泌を活性化させる「性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)」の分泌量が増えます。
性腺刺激ホルモン(FSH、LH)は、脳内の下垂体という部分から分泌されるホルモンで、卵巣を刺激することにより、卵胞発育と成熟を促進させ、排卵へと導くために欠かせないホルモンです。
クロミフェンクエン酸塩は、抗エストロゲン作用から性腺刺激ホルモンの分泌を促進させる効果を発揮することにより、卵胞発育を助け排卵を誘発するので、多嚢胞性卵巣症候群や機能性視床下部性無月経が原因の排卵障害における不妊治療薬として一般的に処方されます。
また、男性の不妊に対するホルモン療法の治療薬としても使用されます。男性の不妊の原因とされているものの一つが、精子を作る際に障害がある「造精機能障害」とされており、血液中での性腺刺激ホルモンが不十分な場合や、男性ホルモンの濃度が低下している場合に、特発性乏精子症などの症状が起こるとされています。
クロミフェンクエン酸塩は、男性の性腺刺激ホルモンの分泌促進にも効果をあらわします。性腺刺激ホルモンは精巣を刺激することによって精子生成と成熟を促進させる働きがあります。このため、男性にとっても性腺刺激ホルモンは重要な役割を果たすホルモンです。さらに、クロミフェンクエン酸塩はテストステロン(男性ホルモン)の分泌も促進します。これらの作用により精子数を増加させることで乏精子症を緩和します。
参照:
特発性男子不妊症に対するクエン 酸クロミフェン投与の治療成績:京都大学学術リポジトリ
*ベストお薬では、卵胞ホルモンを補うための医薬品「コンジュブローク」など、女性向けジェネリック医薬品も取り扱っています。
クロミフェンクエン酸塩の服用方法
服用量および服用方法は症状によって下記の通り異なります。
・排卵障害にもとづく不妊症の排卵の誘発
無排卵症での排卵の誘発を試みる場合は、最初に必ずGestagen Estrogen testを行ってください。消退性出血の出現確認、子宮性無月経を除外した後、服用を開始します。
第1クール、1日あたり50mg、5日間の服用で開始します。
第1クールで無効の場合は、1日あたりの服用量を100mgに増量、5日間服用してください。
服用量は1日100mg、服用期間は5日間を限度として服用してください。
・生殖補助医療においての調節卵巣刺激
1日あたり50mg、月経周期3日目から服用を開始して、5日間服用してください。
効果が不十分な場合は、次月経周期以降での服用量を1日あたり100mgに増量できます。
・乏精子症においての精子の形成誘導
1回50mg、隔日で服用してください。
なお、上記いずれの場合においても、服用に際し医師からの指示がある場合は、その指示に従って服用してください。
フェートガードの個人輸入
本製品は、インドのヒーリングファーマ社が製造・販売するジェネリック医薬品です。ベストお薬は、国際基準に準拠した品質が保証されている正規医薬品をお届けします。
※インドの医薬品業界の詳細は、インドの薬事業界をご覧ください。
弊社は海外医薬品の個人輸入代行サービスを提供しています。お客様のご注文や決済、提携業者との契約、輸入・通関の代行などを一括して行い、サポートを提供します。
クロミフェンクエン酸塩の禁忌と副作用について
クロミフェンクエン酸塩を服用される前に、本剤の禁忌や副作用について、下記の内容をご確認ください。本剤の安全性と有効性を高めるために、ご協力をお願いします。
禁忌
効能共通
● エストロゲン依存性悪性腫瘍
● 肝障害又は肝疾患のある患者
● アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)やその可能性がある患者
排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激
● 卵巣腫瘍や多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大のある患者
● 妊娠中の方
● 活動性の血栓塞栓性疾患の患者
副作用
クロミフェンクエン酸塩の服用に伴う副作用について、下記の内容をご参照ください。
● 虚血性視神経症、視覚症状(霧視等)
● 発疹、過敏症、ざ瘡、脱毛
● 精神変調、頭痛、情動不安、疲労感
● AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、5%以上のBSP排泄遅延
● 悪心、嘔吐、食欲不振
● 顔面潮紅、尿量増加、口の渇き
● 男性の場合:女性化乳房
下記の症状は、本剤の重大な副作用として発生する可能性があります。
● 卵巣過剰刺激症候群
上記の症状や異常が起こった場合は、本剤の服用をやめて医療機関に相談してください。
参照:
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