マキシリブ・グルタチオン注射（Maxiliv Glutathione Injection）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

グルタチオン注射の作用機序と効果

有効成分グルタチオン（Glutathione）
強力な抗酸化作用で、アミノ酸がメラニンになる過程を阻害することにより、メラニンの形成を防ぐはたらきを持つ成分です。また、デトックス効果やアンチエイジング効果も期待されており世界中の皮膚科や美容外科などで広く使用されています。

効果効能：以下の症状の改善に効果が承認されています。
●薬物中毒、アセトン血性嘔吐症（自家中毒、周期性嘔吐症）
●慢性肝疾患における肝機能の改善
●急性湿疹、慢性湿疹（かゆみを伴う炎症）、皮膚炎、じんま疹、リール黒皮症（色素沈着）、肝斑（シミの一種）、炎症後の色素沈着
●角膜損傷の治癒促進
●放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症
●妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群

グルタチオン注射の使用方法

年齢や症状により用量用法が異なります。医師の指示に従って使用します。

通常成人の場合は、1日1回、1回につき100～200mgを溶解液を用いて溶解し、筋肉内または静脈内に注射します。

マキシリブ・グルタチオン注射の個人輸入

マキシリブ・グルタチオン注射（Maxiliv Glutathione Injection）は、EDGE治療薬や抗菌薬などのジェネリック医薬品を多く手掛けるインドの製薬会社ズヴェンタス・ヘルスケア社の製品です。日本では個人での使用を目的とした個人輸入により購入できます。

禁忌と副作用について

●溶解液にて溶解後は、ただちに使用してください。
●高温多湿・直射日光を避け、25度以下で保存します。
●小さな子どもの手の届かないところに保管してください。

グルタチオンの主な副作用：発疹、食欲不振、悪心・嘔吐など

上記の副作用はまれですが、体に異常を感じた場合は使用を中止してください。

重大な副作用としてアナフィラキシーがあらわれることがあります。顔面蒼白、血圧低下、脈拍の異常などの症状があらわれた場合は、ただちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

参照：

グルタチオン – Wikipedia

グルタチオンのトランスポート

グルタチオンのメラニン合成阻害機構

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています