オブラル G （Ovral G）

ノルゲストレル+エチニルエストラジオールの作用機序と効果

オブラルGは、黄体ホルモンのノルゲストレルと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールを配合した中容量ピルです。

女性ホルモンを補うことで、月経困難症や機能性子宮出血、過多月経、月経周期の異常、子宮内膜症、卵巣機能不全などの治療に使用され、また不妊治療における卵巣刺激の開始時期の調整にも用いられます。

下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン（FSH）や黄体形成ホルモン（LH）を抑えて排卵を防ぐとともに、子宮内膜の再生や分泌相への移行を促す働きがあります。また、有効成分のノルゲストレルは従来の黄体ホルモンに比べてアンドロゲン作用などが弱められている点も特徴です。

中容量ピルは低用量ピルに比べてホルモン量が多く、避妊効果はほぼ100％と高い一方、副作用のリスクや身体への負担も大きいため、日常的な避妊薬としては一般的には使われません。

オブラル Gの服用方法

[機能性子宮出血]

1日1錠を、7〜10日間連続で服用してください。

[月経困難症、月経周期異常（稀発月経、頻発月経）又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全]

1日1錠を、月経周期の5日目より約3週間連続で服用してください。

オブラル Gの個人輸入

オブラル Gは、インドの製薬会社ファイザーが製造しているジェネリック医薬品です。

ベストお薬では、お客様のご希望に応じて、海外医薬品の個人輸入を代行するサービスを提供しております。ご注文からお支払い、輸入に関する手続きや通関、そしてお届けまでの流れを、当社が一括して代行いたします。

ノルゲストレル+エチニルエストラジオールの禁忌と副作用について

本剤は、血栓性静脈炎・肺塞栓症の既往／合併、エストロゲン依存性悪性腫瘍、重い肝障害、妊娠、原因不明の性器出血に加え、妊娠中の黄疸・持続性そう痒症や耳硬化症の悪化、妊娠ヘルペス既往、鎌状赤血球貧血、デュビン・ジョンソン／ローター症候群、脂質異常症では禁忌です。

副作用は肝機能異常、頭痛、吐き気、乳房痛、めまい、不正出血などがあり、まれに四肢・肺・心・脳・網膜の血栓症を起こすことがあります。異常を感じたら受診してください。

参考：

医療用医薬品 : プラノバール

プラノバール配合錠 – 医薬品医療機器情報提供ホームページ

エチニルエストラジオール：pubmed