プリモックス

ノルトリプチリンの作用機序と効果

ノルトリプチリンは、第一世代の「三環系抗うつ薬」に位置づけられる、高い抗うつ効果があるお薬です。本剤は脳内でノルアドレナリンとセロトニンの再取り込みを選択的に阻害し、シナプス間隙におけるこれらの神経伝達物質を増加させることで、意欲低下や無気力といった症状をしっかりと改善します。

作用が強力なため、SSRIやSNRIなど他の抗うつ薬で十分な効果が得られなかった方にも有用とされます。しかしその一方で、効果の実感に若干の時間を要する場合があり、抗コリン性の副作用が出やすい点にも配慮が必要です。

服用開始後は徐々に神経伝達が活性化し、心の落ち込みや不安感の軽減とともに、前向きな気持ちや生活への意欲を取り戻すサポートを行います。医師の指示に従い適切な用量を維持することで、持続的かつ安定した効果を期待できるため、他剤で十分な効果が得られなかった方にも幅広く用いられています。

プリモックスの服用方法

[成人]

初回の1回量として、10〜25mg相当量を1日に3回服用するか、またはその1日量を2回に分けて服用します。

症状および副作用を観察しつつ、必要な場合は漸次増量していきます。

通常、1日量として150mg相当量以内を最大量とし、2〜3回に分割して服用します。

プリモックスの個人輸入

プリモックスは、インドの大手製薬会社のサン・ファーマ・ラボラトリーズ社が製造しているジェネリック医薬品です。

ベストお薬では、海外医薬品の個人輸入を代行するサービスを提供しております。ご注文からお支払い、輸入に関する手続きや通関、そしてお届けまでの流れを、当社が一括して代行いたします。

ノルトリプチリンの禁忌と副作用について

ノルトリプチリンは、抗コリン作用や循環器系への影響を考慮し、閉塞隅角緑内障の方、三環系抗うつ剤に過敏症のある方、心筋梗塞回復初期の方、前立腺疾患などによる尿閉がある方、モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中もしくは中止後２週間以内の方には使用できません。

一般的な副作用には、口渇、眠気、めまい、立ちくらみ、便秘などがあります。また、てんかん発作、無顆粒球症、麻痺性イレウス、悪性症候群、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、心室性頻拍などの重篤な副作用が稀に起こることがあります。

体調に異常を感じたら服用を中止し、医師の診察を受けてください。

参考：

医療用医薬品 : ノリトレン

ノリトレン錠10mgの基本情報 – 抗うつ薬 – 日経メディカル

ノルトリプチリン：wikipedia