スキノレンクリーム（SkinorenCream）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

アゼライン酸の働き

スキノレンクリームに配合されているアゼライン酸は、小麦粉やライ麦などの穀類に含まれている「飽和ジカルボン酸」という成分です。
日本では「スキンケア化粧品」に分類されていますが、海外ではニキビ治療薬として30年以上にもわたって処方されています。

もともとは美白の成分として注目されていたアゼライン酸は、過剰な皮脂分泌を抑え、肌の角層が厚くなる角化を抑制、抗炎症、抗菌の働きがあることから、ニキビや酒さの改善にも優れているとして使用されるようになりました。

これらの働きに加えて、アゼライン酸はシミの原因になるメラニンの生成を抑えてくれることでも知られており、新しいシミができるのを防いでくれます。
研究では、アゼライン酸とシミ治療薬の「トレチノイン」を一緒に約3ヶ月間の併用したところ、肌がより明るくなったとの報告もあります。

アゼライン酸は穀物由来の天然酵母成分なので、肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも副作用が出にくいのが特徴です。
また、催奇形性のリスクがないことが確認されており、妊娠中の方でも使用することができます。

肌の負担をできるだけ少なくし、ニキビや様々な肌トラブルを改善したい方におすすめのクリームです。

参照：メラニン色素増加疾患に対するアゼライン酸の臨床効果

＊ベストお薬では、美容スキンケア商品を他にも取り揃えております。

アゼライン酸の使用方法

朝夕の洗顔後、1日1~2回、適量を患部に塗布してください。

● 目の周りなどの皮膚が薄い部分や、粘膜には使用しないでください。
● 化粧水・乳液を使用する場合は、スキンケア後にスキノレンクリームを塗布してください。

スキノレンクリームの個人輸入

この製品は、イタリアのレオラボラトリーズ リミテッド社から販売されるジェネリック医薬品です。ベストお薬は、国際的な基準に適合した施設で製造された、品質が保証されている正規医薬品をお客様にお届けします。

弊社は個人輸入のための海外医薬品サポートサービスです。お客様のご注文やお支払い、海外の業者との交渉、輸入や通関の代行などを行います。また、関連するサポートも行います。

アゼライン酸の禁忌と副作用について

アゼライン酸を服用する前に、禁忌事項や副作用に注意してください。

禁忌

● 妊婦や妊娠している可能性がある女性

副作用

アゼライン酸は、稀に下記のような副作用を引き起こす可能性があります。

● 皮膚症状：皮膚の刺激感、かゆみ、赤み、過敏症など

異常が生じたら、直ちに使用をやめ医師の診断をお受けください。

参照：

尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023：日本皮膚科学会ガイドライン

尋常性痤瘡：日経メディカル

アゼライン酸：ウィキペディア

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています