アバラム（ABALAM）

アバカビル+ラミブジンの作用機序と効果

有効成分の「アバカビル」と「ラミブジン」は共に、「ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬」と呼ばれる種類の抗レトロウイルス薬です。

この2つはHIV感染症の治療において用いられる薬剤の組み合わせのひとつで、HIVウイルスが増えるのを防ぐことで、HIV感染の進行を遅らせたり、エイズ発症のリスクを減らします。

HIVウイルスは、自らの遺伝情報を逆転写酵素によってDNAに変換し、そのDNAをヒトの染色体に組み込むことで体内で拡がっていきます。アバカビルとラミブジンは、HIVウイルスが増殖する際に必要となる「ヌクレオチド」および「ヌクレオシド逆転写酵素」という酵素の働きを阻害する作用があります。この作用によって、HIVウイルスのDNA鎖の伸長を停止させ、複製と増殖を抑えます。

アバラムの服用方法

1日1回、1錠（ラミブジン300mg/アバカビル600mg）を服用してください。

アバラムの個人輸入

アバラムは、インドを拠点とする製薬メーカー「ヘテロ」が生産しています。

ベストお薬では、海外医薬品の個人輸入を代行するサービスを行っています。ご注文から決済、輸入手続き、通関、配送まで、一連の手続きを当社がお客様に代わり行います。

アバラムの禁忌と副作用について

本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある方や、重度の肝障害を有する方の使用は禁忌です。

一般的な副作用として、吐き気、食欲不振、腹痛、頭痛、めまい、不眠、疲れなどの症状が現れる可能性があります。

また、過敏症、血液障害、膵炎、乳酸アシドーシス、脂肪肝といった重篤な副作用が稀に発生することが報告されています。

もし服用中に何らかの違和感や異変を感じた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

参考：

医療用医薬品: ラバミコム

エプジコム配合錠の基本情報：日経メディカル

アバカビル：pubmed