ヤーズジェネリック(ドロスペラ)（Drosperat）

ヤーズジェネリック(ドロスペラ)の作用機序と効果

ヤーズジェネリック(ドロスペラ)は、2種類の女性ホルモン「ドロスピレノン（黄体ホルモン）」と「エチニルエストラジオール（卵胞ホルモン）」を主成分とする、第4世代の1相性の超低容量ピルです。

月経困難症、月経異常、PMSなどに伴う辛い症状を治療します。また月経周期の改善、避妊にも使用されています。

月経困難症は月経に随伴して起こる症状で、月経時や月経前から始まるおこる下腹部の激しい痛み（生理痛）や腰痛を主な症状として、腹部の張り、吐き気、頭痛、イライラ、憂うつ感など、さまざまな症状を伴います。症状の重さは個人によって大きく差がありますが、酷い場合は仕事や日常生活に大きな支障をきたします。

ドロスピレノンは、脳の下垂体に働きかけて女性ホルモンの体内分泌を穏やかにすることで、卵胞の成熟が抑えられます。それにより排卵が抑制されて子宮内膜の増殖と子宮収縮も抑制されます。同時に、痛みの原因物質であるプロスタグランジンが生成されるのを抑えます。これらの作用により経血排出のために発生する子宮収縮でおこる生理痛を緩和します。

この結果、生理が軽くなって月経の痛みが緩和されたり、ホルモンバランスの乱れによって生じるイライラや憂うつ感などの精神症状の緩和にも効果を発揮します。

また、子宮頚管の粘液の粘度を高めるので精子が子宮内に侵入しにくくし、子宮内膜を変化させて受精卵の着床を防ぐことで避妊効果もあります。日本では避妊薬としての承認はされていませんが、海外では避妊薬として承認されており、正しく服用した時の避妊確率は99％以上とされています。コンドームやタイミング法よりも高い避妊効果を発揮します。避妊の際には自分に合ったピルを適切に選択することが大切です。

＊ベストお薬では、各種ピルをご用意しています。

参照：「月経困難症」MSDマニュアル

ヤーズジェネリック(ドロスペラ)の服用方法

1日に1錠、毎日一定の時刻に決められた順に従って（淡赤色錠から服用を開始）28日間連続で服用してください。

28日間を投与の1周期とし、出血が終わっているか続いているかに関わらず、29日目から次の周期の錠剤を服用し、以後同様に繰り返します。

• 毎日一定の時刻に服用してください。
• 初めて服用する場合、月経の第1日目から服用を開始します。服用開始日が月経の第1日目から遅れた場合、妊娠のリスクを考慮し、飲みはじめの最初の1週間はコンドームなどホルモン剤以外の方法で避妊してください。
• 前日の飲み忘れに気付いた場合、直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用してください。2日以上の服薬忘れの場合は、気付いた時点で前日分の1錠を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用し、その後は当初の服薬スケジュールどおりに服用を継続してください。

ヤーズジェネリック(ドロスペラ)の個人輸入

この製品は、スペインのラボラトリーズ レオン ファーマ社が国際基準に従って製造及び販売するジェネリック医薬品です。ベストお薬は、品質が保証されている正規医薬品を提供し、お客様の期待を満たすことを約束します。また、海外医薬品の個人輸入代行も行っており、注文から支払い、輸入、通関の各ステップをサポートしています。

ヤーズジェネリック(ドロスペラ)の禁忌と副作用について

ヤーズジェネリック（ドロスペラ）は、扱いに注意を要する医薬品です。使用する前に、使用禁止事項や副作用のリスクをしっかりと確認してください。

禁忌

• 本剤の成分に対し過敏性素因のある患者
• エストロゲン依存性悪性腫瘍（例えば、乳癌、子宮内膜癌）、子宮頸癌及びその疑いのある患者
• 診断の確定していない異常性器出血のある患者
• 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者
• 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
• 前兆（閃輝暗点、星型閃光等）を伴う片頭痛の患者
• 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者
• 血管病変を伴う糖尿病患者（糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等）
• 血栓性素因のある患者
• 抗リン脂質抗体症候群の患者
• 手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者
• 重篤な肝障害のある患者
• 肝腫瘍のある患者
• 脂質代謝異常のある患者
• 高血圧のある患者（軽度の高血圧の患者を除く）
• 耳硬化症の患者
• 妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者
• 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
• 授乳婦
• 骨成長が終了していない可能性がある患者
• 重篤な腎障害又は急性腎障害のある患者

副作用

副作用には、以下の症状が現れることがあります。

• 生殖器症状：不正子宮出血、性器出血、月経痛、下腹部痛など
• 神経系症状：頭痛、めまい、傾眠、不眠症など
• 消化器系症状：悪心、嘔吐、腹部不快感、腹痛など
• その他症状：倦怠感、乳房痛、体重増加など

さらに、重大な副作用として以下の症状がまれに現れることがあります。

• 血栓症（四肢、肺、心、脳、網膜等）

服用中に何か異常を感じたら、直ちに服用をやめて医師の診断を受けてください。

参照：

卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤の解説：日経メディカル

医療用医薬品 : ヤーズ

ドロスピレノン：ウィキペディア