デュララスト（Duralast）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

ダポキセチンの作用機序と効果

効果効能：早漏防止

有効成分：ダポキセチン（Dapoxetine）
世界60カ国以上で認可されている早漏治療薬「プリリジー」の主成分です。体内への吸収スピードが早く、効果があらわれるまでの時間も短いのが特徴です。脳内の神経伝達物質セロトニンの分泌を促進することで、不安感や過度な性的興奮を抑え射精までの時間を延長します。

ダポキセチンの服用方法

1日1回を上限として、性行為の1～3時間前にダポキセチン30mgを水またはぬるま湯で服用してください。
効果の発現までは体格や体調などにより個人差がありますが、服用後約60分で効果があらわれ、効果は5～6時間程度持続します。

●医師の指示に従って1回の服用量の上限は60mgまで増量できます。
●服用のタイミングは食前・食後を問いません。
●1日1回を上限とし、次の服用までは24時間以上の間隔を空けてください。
●本剤は、毎日定期的に服用するものではありません。性行為を行うときにのみ服用してください。

デュララストの個人輸入

デュララスト（Duralast）は、インドのムンバイに本社を置くサンファーマ社のジェネリック医薬品です。主成分のダポキセチンは日本では未承認のため発売されていませんが、個人での使用を目的とした個人輸入を利用して購入できます。

禁忌と副作用について

●18歳未満および65歳以上の方は服用できません。
●本剤に含まれる成分に過敏症の既往歴がある方は、服用しないでください。
●女性は本剤を使用できません。
●本剤を服用中は、車の運転や機械の操作は避けてください。
●睡眠導入薬やアルコールとの併用はお控えください。
●併用禁忌の薬があります。疾病治療中の方や処方された薬剤を服用している方は、本剤を服用する前にかかりつけの医師にご相談ください。
●直射日光や高温多湿を避け、子どもの手の届かない場所に室温で保管してください。

ダポキセチンの主な副作用：めまい、頭痛、吐き気、口の渇き、鼻づまり、下痢、便秘、疲れ、眠気、など

副作用の症状が服用後1日を過ぎても治まらない場合は、医師の診察を受けてください。

参照：

ダポキセチン – PubChem

早漏の治療におけるダポキセチンの有効性と忍容性:2つの二重盲検ランダム化比較試験の統合分析

ダポキセチン – Wikipedia

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています