エリキュース(Eliquis)
¥3,780 – ¥17,350
エリキュース(Eliquis)は、心房細動による脳卒中や静脈血栓塞栓症の治療や予防に用いられる薬です。有効成分アピキサバン(Apixaban)のはたらきにより、血液を固まりにくくすることで、脳梗塞を引き起こす原因となる血栓の形成を抑制し、静脈血栓塞栓症の悪化や再発を防ぐ、経口投与が可能な抗凝固剤の1つです。
エリキュースの作用機序と効果
有効成分アピキサバン(Apixaban)
アピキサバンは血液の凝固に関わるトロンビンという酵素が生成される過程にはたらきかけることで、血液を固まりにくくする成分です。止血や血栓を形成する役割を持つタンパク質の生成を阻害します。効果の発現が早く、安定性に優れているという特徴を持ちます。
効果効能:
●非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制
●静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症)の治療および再発抑制
アピキサバンの服用方法
求める効能により、服用・服用量が異なります。医師の指示に従って服用ください。
【非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制】
通常、成人は1日2回、1回アピキサバン5mgを朝・夕食後に服用。
※注意:次の基準のうち2つ以上に該当する方は、出血リスクが高く本剤の血中濃度が上昇する危険があります。服用量を減らし、1日2回、1回2.5mgを朝・夕食後に服用します。
・80歳以上
・体重60kg以下
・血清クレアチニン1.5mg/dL以上
【静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症)の治療および再発抑制】
通常、成人は1日2回、1回アピキサバン10mgを7日間服用。その後は服用量を減らし、1日2回、1回5mgを服用します。
●飲み忘れた場合は、気付いたらすぐに1回分を服用し、その後通常のタイミングで服用します。ただし、1度に2回分を服用することはできません。
エリキュースの個人輸入
エリキュース(Eliquis)は、抗生剤やHIV治療薬の製造で知られるブリストル・マイヤーズ スクイブ社が製造し、アメリカの大手製薬会社ファイザー社が販売する医薬品です。医療機関で処方されるほか、自己責任にて個人輸入でも購入できます。
禁忌と副作用について
●以下の方は本剤を服用しないでください。
・本剤の含有成分に対し、過敏症の既往歴のある方は本剤を服用しないでください。
・臨床的に問題となる出血症状のある方は、本剤を服用しないでください。出血を助長するおそれがあります。
・血液凝固異常および臨床的に重要な出血リスクを有する肝疾患をお持ちの方は、本剤を服用しないでください。出血の危険性が増すおそれがあります。
・腎不全(クレアチニンクリアランス(CLcr)15mL/min未満)の方※非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制として使用する場合
・重度の腎障害(CLcr 30mL/min未満)の方※静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症および肺血栓塞栓症)の治療および再発抑制として使用する場合
●疾病を治療中の方や、薬剤を服用中の方は、本剤を服用する前に医師にご相談ください。
●本剤の飲み過ぎや飲み合わせに注意してください。出血を起こしやすくなったり、薬剤の効果が減少したりする可能性があります。
●ワクチン接種などの注射後は、出血に注意が必要です。接種後は2分以上圧迫してください。
●本剤を服用中は、けがをするおそれのある運動や作業は避け、出血に注意してください。
エリキュースの主な副作用:だるさ、鼻血、歯肉出血、皮下出血(血豆・青あざ)、血尿、結膜出血、貧血など
重篤な副作用として、頭蓋内出血、消化管出血、眼内出血、間質性肺疾患、肝機能障害などが報告されています。
本剤を服用中に異常があらわれた場合は、ただちに服用を中止し速やかに医師の診察を受けてください。
参照:
経口FXa阻害薬アピキサバン(エリキュース®)の薬理学的特性と臨床効果
レビュー
レビューはまだありません。