エロコンクリーム（Elocon Cream)

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

フランカルボン酸モメタゾンの作用機序と効果

エロコンクリームは有効成分「フランカルボン酸モメタゾン」を主成分として含有しているステロイド外用薬です。
アトピー性皮膚炎や乾癬をはじめ、虫刺されや円形脱毛症など、あらゆる皮膚症状の治療に用いられています。

ステロイドは、副腎から分泌されるホルモンの一種「コルチゾール」をもとにしている医薬品です。
コルチゾールには、抗炎症作用・免疫の抑制作用・細胞増殖の抑制作用・血管収縮作用などの作用があり、ステロイド外用薬は、これらの作用によって、湿疹や赤み、痒みなどの症状を改善します。

ステロイドは、赤みや湿疹、腫れなどの皮膚症状を短期間で鎮めるのが特徴で、痒みや痛みを早く沈静化させます。
また、掻きむしり等による患部の症状悪化の悪循環を断ち、皮膚の状態を良好に導くので、皮膚の掻痒によって脱毛が生じてしまう円形成脱毛症にも効果を発揮します。

ステロイド外用薬は、作用の強さでレベルが5つに分けられており、最も強力な「1群」から最も弱い「5群」の中で、フランカルボン酸モメタゾンは「2群（非常に強力）」にあたります。
非常に強力な薬なので、重い症状がある場合や、苔癬化した湿疹など皮膚が厚くなった患部への治療に適しています。
強力な局所作用がありますが、全身性の副作用が出にくいという特徴があります。

参照：副腎皮質ホルモン（ステロイド外用塗布剤・噴霧薬など）の解説：日経メディカル

＊ベストお薬では他にも美容スキンケア医薬品をご用意しています。

フランカルボン酸モメタゾンの服用方法

1日に1〜数回、適量を患部に塗布してください。尚、症状により適宜増減します。

● 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則としますが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤（全身適用）、抗真菌剤による治療を行うか、または、これらとの併用を考慮してください。
● 顔など皮膚の薄いデリケートな患部への使用は避けてください。

エロコンクリームの個人輸入

この製品は、インドのMSD社が製造しております。
※製造国の詳細情報は、弊社の公式サイトでご覧いただけます。

弊社は、海外医薬品およびジェネリック医薬品の個人輸入を支援する専門的なサービスを提供しています。お客様のご注文に応じた支払いから輸入、通関に至るまでの一連のプロセスは、世界各国のパートナー企業と協力して、当社が責任を持って管理しております。このため、お客様は煩雑な手続きをせずに、円滑なサービスを享受していただけます。

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フランカルボン酸モメタゾンの禁忌と副作用について

フランカルボン酸モメタゾンには、下記の禁忌や副作用があります。服用する前に、必ず確認してください。

禁忌

● 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患（疥癬、けじらみ等）
● 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
● 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
● 潰瘍（ベーチェット病は除く）、第2度深在性以上の熱傷・凍傷

副作用

エロコンクリームをご使用の際には、以下に記載されているような副作用が生じることがあります。

● 皮膚症状：刺激感、接触皮膚炎、真菌症、ざ瘡様発疹、ステロイド皮膚など

また、まれに重篤な副作用が発生することがあります。

● 眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障

もし使用している間に何らかの異常を感じた場合には、直ちに使用を中止し、医師の診断をお受けになることをお勧めします。

参照：

医療用医薬品 : モメタゾンフランカルボン酸エステル

「アトピー性皮膚炎」日本皮膚科学会

モメタゾン：ウィキペディア

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています