



ゴートニル (Goutnil)
¥1,990 – ¥4,590
ゴートニル(goutnil)は、有効成分としてコルヒチンを含有する、痛風、家族性地中海熱のためのお薬です。コルヒチンは痛風発作の予防や治療ならびに、家族性地中海熱の治療に使用されています。ゴートニルはInga Laboratories Pvt. Ltdによって製造・販売されています。
生産国 : インド
出荷国 : インド
1.有効成分 コルヒチン
ゴートニル(goutnil)は有効成分としてコルヒチン(Colchicine)を含有している、錠剤です。goutnilはアメリカの製薬会社プラスコが販売するコルクリス(COLCRYS)のジェネリック医薬品です。
有効成分であるコルヒチンは、イヌサフラン(コルチカム)や、グロリオサの球根(ヤマイモの球根に相似)に含まれており、厚生労働省認可の適応は「痛風発作の緩解および予防」、「家族性地中海熱」とされています。
イヌスフランはローマ帝国時代から痛風の治療薬として使用されていました。そして、1820年にフランスの化学者ピエール=ジョセフ・ペルティエとジョセフ・カヴェントゥによって初めてイヌスフランからコルヒチンが分離され、後に医薬品として利用されるようなりました。
ゴートニルはInga Laboratories Pvt. Ltdによって製造・販売されています。Inga Laboratories Pvt. Ltdは1974年に設立されたインドのムンバイに拠点を置く製薬会社であり、頭痛、痛風、婦人科のための医薬品を多く製造しています。
アフリカや東南アジアなど多くの国に医薬品を輸出している、信頼度の高い製薬会社です。
2.コルヒチンの効果
痛風とは、尿酸が体の中にたまりそれが結晶になって激しい関節炎を伴う病気のことを言います。痛風の発作は定期的に起こり、初期は年に1~2回の頻度ですが、放置すると頻発、慢性化するようになります。また、体のあちこちに結節ができ、腎機能障害を起こすリスクもあります。
通常、痛風発作が起こる前には身体がむずむずするような違和感があるので、発作を予測することができます。
コルヒチンには白血球が関節内の尿酸に作用するのを抑え、痛風の発作を抑える働きがあります。また、痛風だけではなく、微小管に作用して炎症性サイトカインの産生を抑えることで、家族性地中海熱の症状を和らげることができます。
コルヒチンは痛風発作の発現後、服用開始が早いほど高い効果が得られます。ただし、予防投与では、発作が予感されるかなり前に服用しないと効果を得ることができません。また、痛風発作以外への鎮痛・消炎作用はほとんど認められていません。
コルヒチンは痛風や家族性地中海熱の根本的な原因そのものを治す薬ではありません。
3.服用方法
1)痛風の場合
発作時には、ゴートニルを1日3~4mgを6~8回に分けて服用します。
発病予防の場合は、1日0.5~1mg、発作予感時には1回0.5mgを服用してください。
2)家族性地中海熱
1日ゴートニル0.5mgを1回または2回に分けて服用してください。
小児が服用する場合は、1日0.01~0.02mgを1回または2回に分けてください。
痛風、家族性地中海熱のいずれの場合も、服用し忘れた場合は気づいた時にすぐに服用してください。しかし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分は服用せずに、次の分のみを服用するようにしてください。絶対に2回分を一度に服用しないようにしてください。
4.副作用
ゴートニルを服用した後の副作用としては、筋肉痛や脱力、激しい嘔吐、下痢、発熱、悪寒、体の痛み、血尿、 軽度の吐き気や嘔吐、胃の痛み、軽度の下痢が報告されています。
また、より深刻な副作用には以下のようなものがあります。
出血傾向、再生不良性貧血、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少、横紋筋融解症、ミオパチー、感覚のまひ(末梢神経障害)
これらの副作用が出た場合は、すぐに医師の診断を受けてください。
5.コルヒチンの服用を注意する場合
1)コルヒチンの服用を注意する場合
次の症状を患っている場合には、コルヒチンを服用する前に医師に相談をしてください。
・腎疾患
・肝疾患
・心疾患
・胃潰瘍または重度の胃腸障害
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・腸の出血やその他の障害
2)併用注意薬
以下の薬をコルヒチンと併用することで、副作用を発症することがあります。これらのお薬を使用している場合は、コルヒチンを服用する前に医師に伝えてください。
アタザナビル、インジナビル、イトラコナゾール、クラリスロマイシン、ケトコナゾール、ロピナビル、ネルフィナビル、ジルチアゼム、テリスロマイシン、サキナビル、リトナビル、アンプレナビル、エリスロマイシン、フルコナゾール、ホスアンプレナビル、アプレピタント、シクロスポリン、ベラパミル
3)高齢者への投与
高齢者は腎機能が低下している可能性があります。コルヒチンの投与は慎重に行ってください。
6.保存方法
ゴートニルは、湿気や直射日光を避け、15~30度の室温で保存してください。
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