メラケアフォルテクリーム（Melacare Forte Cream）

ハイドロキノン＋トレチノイン＋フランカルボン酸モメタゾンの作用機序と効果

メラケアフォルテクリームは、「ハイドロキノン」「トレチノイン」「フランカルボン酸モメタゾン」の３種類の有効成分を配合した薬用の美白クリームです。

ハイドロキノンとトレチノインの2つの有効成分を配合することで、シミ、そばかす、ニキビ跡などの色素沈着に有効に効果を発揮します。メラケアクリームの高濃度版で、4%のハイドロキノンを配合しています。

それに加えて、しわ、たるみ、ほうれい線、毛穴の黒ずみといった様々な肌トラブルの改善のほか、vラインやバストトップの色を薄くするのにも効果を発揮するとして人気となっています。

ハイドロキノン

非常に優れた美白効果で知られており、「肌の漂白剤」とも呼ばれている医薬品です。

メラニン色素を生み出す「チロシナーゼ」という酵素の働きをブロックする作用があり、メラニン色素が過剰に作られるのを防いで新たにシミやそばかすが増えるのを防ぎます。また、メラニンを作り出すメラノサイト細胞を破壊するので、根本的な部分からメラニン色素を減少させます。

シミやそばかすの他、ニキビ跡や火傷あとの色素沈着や黒ずみなどの肌トラブルにも使用できます。

トレチノイン

ビタミンA(レチノール)誘導体として、肌のターンオーバーを活性化し、古くなった肌の角質を取り除く働きがあります。

肌の新陳代謝が活性化すると、新しい肌細胞にどんどん生まれ変わります。それに伴って皮膚の深層部にあるメラニン色素が徐々に表面に押し出され、約２～４週間程度で体外に排出されます。それと同時に、過剰な皮脂分泌を抑制、ニキビ改善、アンチエイジングといった効果も期待できます。

トレチノインは単体でも使用できますが、ハイドロキノンとの併用で効果的にシミ改善に働きかけます。

フランカルボン酸モメタゾン

フランカルボン酸モメタゾンはステロイド外用薬で、皮膚の炎症を抑え、腫れ、赤み、湿疹といった皮膚症状を緩和します。

ステロイド外用薬は作用の強さから5段階に分けられており、フランカルボン酸モメタゾンは「2群（非常に強力）」に属するお薬です。

フランカルボン酸モメタゾンは、ハイドロキノンとトレチノインの作用で生じる可能性のある皮膚の炎症反応を軽減するために配合されています。

参照：

「トレチノイン療法」東京大学形成外科

ハイドロキノン含有新規美白剤の開発とその安全性・有効性の検討

＊ベストお薬では、この他にも美容スキンケア医薬品をご用意しています。

メラケアフォルテクリームの使用方法

１日に２回、朝と夕の洗顔後に化粧水や乳液で肌を整えた後、適量を綿棒などでシミの気になる部分に塗布してください。

• 紫外線に当たるとシミをより濃くしてしまう可能性があるので、日中の使用時は必ず紫外線対策を行ってください。
• 傷、炎症がある部位、目の周りなどの皮膚の薄い部位、粘膜には使用しないでください。
• 毎日の連続使用は1週間までとしてください。3ヶ月以上経っても効果が現れない場合、使用を一旦休止してください。
• 医師の指示がある場合は、指示に従って使用してください。

メラケアフォルテクリームの個人輸入

この商品は、インドのアジャンタファーマ社により国際規格に基づいて製造・販売されるジェネリック医薬品です。ベストお薬では、品質が保証されている正規医薬品をお客様に提供し、ご期待に応えることをお約束します。また、当社は海外医薬品の個人輸入代行を行い、注文から支払い、輸入および通関のプロセス全てを取り扱います。

ハイドロキノン＋トレチノイン＋フランカルボン酸モメタゾンの禁忌と副作用について

メラケアフォルテクリームは、使用する際に注意が必要な医薬品です。使用する前に、使用禁止事項や副作用の可能性について十分に調査してください。

禁忌

• 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患（疥癬、けじらみ等）
• 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
• 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
• 潰瘍（ベーチェット病は除く）、第2度深在性以上の熱傷・凍傷

副作用

メラケアフォルテクリームを使用すると、次のような副作用が生じる可能性があります。

• 皮膚症状：刺激感、乾燥、皮膚の剥脱、紅斑、かゆみ、湿疹など

使用中に何らかの体調の異常を感じた際は、直ちに使用をやめて医師の診察を受けることをお勧めします。

参照：

トレチノインとハイドロキノンによるシミの治療

医療用医薬品 : モメタゾンフランカルボン酸エステル

トレチノイン：ウィキペディア