オクスラメットXR （Oxramet XR）

ダパグリフロジン + メトホルミンの作用機序と効果

ダパグリフロジンとメトホルミンの配合錠は、2型糖尿病の治療に用いられる経口血糖降下薬で、異なる作用を持つ2種類の薬剤を組み合わせることで、より効果的に血糖値をコントロールすることができます。
ダパグリフロジンは、SGLT2阻害薬に分類される薬で、腎臓の尿細管にあるSGLT2というたんぱく質の働きを抑えることで、体内に再吸収されるはずの糖を尿として排出させます。この作用により、血糖値を下げると同時に、余分な糖分が排出されることで体重の減少にもつながるとされています。
一方のメトホルミンは、主に肝臓での糖の産生を抑えるとともに、筋肉や脂肪組織でのインスリンの効きやすさ（インスリン感受性）を改善することで、血糖値を下げる働きがあります。空腹時と食後の両方の血糖値を安定させるのに効果的で、さらに食欲を抑える作用もあるため、体重管理にも有用です。
この2つの薬を組み合わせることで、異なる仕組みから血糖を調整できるため、単剤での治療に比べてより高い効果が期待でき、体重のコントロールにも役立つとされています。

オクスラメットXRの服用方法

1日に1回、朝食と一緒に経口摂取してください。
ダパグリフロジンの推奨開始用量は1日1回5mg、メトホルミンの推奨開始用量は1日1回500mgです。

※上記の容量は米国での容量です。

オクスラメットXRの個人輸入

オベリットは、インドの製薬会社インタス・ファーマシューティカルズが製造しているジェネリック医薬品です。

ベストお薬では、お客様のご希望に応じて、海外医薬品の個人輸入を代行するサービスを提供しております。ご注文からお支払い、輸入に関する手続きや通関、そしてお届けまでの流れを、当社が一括して代行いたします。
ダパグリフロジン + メトホルミンの禁忌と副作用について
過去の乳酸アシドーシス、eGFR＜30mL/分/1.73m²または透析中、重度肝障害、重い心肺障害や低酸素、脱水・過度飲酒、ケトーシス・糖尿病性昏睡・１型糖尿病、重症感染症・手術後、栄養不良・ホルモン不全、妊娠中・妊娠可能、アレルギー既往のある方には使用できません。

主な副作用は頻尿・便秘・尿路感染・無症候性低血糖で、まれに脱水、低血糖、ケトアシドーシス、腎盂腎炎など重篤事象を起こすため、異変を感じたらすぐに中止し医師へ相談してください。

参考：

ダパグリフロジン・メトホルミン – KEGG DRUG

SGLT2阻害薬の解説：日経メディカル

メトホルミン：wikipedia