マーベロンED（MarvelonED）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

デソゲストレル + エチニルエストラジオールの作用機序と効果

低用量ピルは通常、2種類のホルモンを含有しており、マーベロンEDは「デソゲストレル（黄体ホルモン）」と「エチニルエストラジオール（卵胞ホルモン）」を有効成分として含んでいます。

通常、月経から排卵にかけてエストロゲン（卵胞ホルモン）とプロゲストーゲン（黄体ホルモン）が分泌されますが、低用量ピルを服用することによってホルモン分泌をコントロールし、避妊や月経に伴う症状を改善します。

＊ご注文の時期によりオランダのN.V. オルガノン社製品またはMSDオランダ社製品のいずれかのお届けになります。どちらもマーベロンEDの効果に違いはありません。

マーベロンEDに期待できる効果

１. 避妊効果：

卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補充することで、性腺刺激ホルモンの分泌が抑制され、排卵をストップさせます。同時に、黄体ホルモンの作用で子宮内膜を自然よりも薄い状態に保つことで受精卵が着床しにくい状態になり、さらに子宮頸管の粘膜の粘度を高めて精子が子宮へ侵入しにくくします。
正しく服用した時の避妊効果は99.7％と、非常に高い避妊効果を発揮します。

２. PMS / 月経困難症の改善：

血液中のホルモン濃度を維持し、ホルモンバランスを一定に安定させます。ホルモンの急激な変化がなくなるので、ホルモンバランスが崩れることで起こるPMSや、月経困難症の改善につながります。

３. 生理不順の改善 / 月経移動：

生理はピルの休薬期間やプラセボ薬服用期間に起こります。定期的に生理がくるので、生理不順が改善できます。さらに、これを利用して、生理が来てほしくない時にプラセボ服用期間が被らないようにすれば、生理日をコントロールすることも可能です。

４. ニキビ/肌荒れ：

男性ホルモン作用を抑えているので、皮脂の過剰分泌を防いで肌の状態を安定させます。ニキビやオイリー肌などの肌トラブルの改善が期待できます。

＊ベスト薬では他にも避妊薬を取り扱っています。

マーベロンEDの服用方法

1シート28錠ですが、実薬は21錠（白色）で、4週目の7日分は薬効成分が入っていないプラセボ薬（緑色）になっています。

1日1錠を毎日、一定の時刻に白色錠を21日間連続で服用します。続けて緑色錠を7日間(4週目)、合計28日間連続で服用します。
次周期以降は、月経（消退出血）の有無にかかわらず、引き続き白色錠から服用を開始、28日間連続服用します。
したがって、1周期目の服用開始日より休薬期間は一切とりません。

通常、緑色錠服用中に月経（消退出血）が起こります。

● 毎日一定の時刻に服用してください。正しく服用しなかった場合、妊娠の可能性が高まります。
● 初めて服用する場合、月経第1日目から服用を開始してください。

マーベロンEDの個人輸入

当社は、オランダにあるN.V.オルガノン社の公式代理店です。オンラインショッピングを利用することで、自宅から簡単にこの商品を個人輸入できます。ご質問や不明点がございましたら、当社のウェブサイトからお気軽にお問い合わせください。

お届けする商品はプライバシーに配慮した包装がされており、第三者には中身が分からないようになっています。家族や配達員にも内容が特定されないため、安心してご利用いただけます。

デソゲストレル + エチニルエストラジオールの禁忌と副作用について

デソゲストレル + エチニルエストラジオールは使用に注意が必要な薬です。使用する際には、禁忌や副作用のリスクを十分に理解してください。

禁忌

● 本剤の成分に対し過敏性素因のある女性
● エストロゲン依存性悪性腫瘍（例えば乳癌、子宮内膜癌）、子宮頸癌及びその疑いのある患者
● 診断の確定していない異常性器出血のある患者
● 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者
● 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
● 前兆（閃輝暗点、星型閃光等）を伴う片頭痛の患者
● 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者

副作用

マーベロンEDの副作用として、以下の症状が現れることがあります。

● 頭痛、悪心、発疹、乳房痛、めまい、不正出血など

また、頻度は稀ですが、重大な副作用として以下の症状が現れることがあります。

● 血栓症（四肢、肺、心、脳、網膜等）

服用中に違和感を感じた場合は、すぐに病院を受診してください。

参照：

医療用医薬品：マーベロン

マーベロン28の基本情報：日経メディカル

エチニルエストラジオール：ウィキペディア

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています