ビラシャイン（Bilashine）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

ビラスチンの作用機序と効果

ビラシャイン(Bilashine)に含有のビラスチン(Bilastine)は、アレルギー性疾患治療剤、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン剤(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)に分類される医薬成分です。

アレルギーの発症には、体内の化学伝達物質であるヒスタミンが関係しています。花粉・ほこり・ハウスダスト・食物などのアレルギー物質が体内に侵入すると、免疫系細胞から化学伝達物質のヒスタミンが放出されます。
そして、ヒスタミンは「Ｈ１受容体」と呼ばれる神経受容体の一種に結合します。この刺激によって、アレルギーのあらゆる症状が引き起こされます。
ビラスチンは、Ｈ１受容体にヒスタミンより早く結合し、ヒスタミンの結合を阻害することで、アレルギー症状を緩和させる効果をあらわします。

ビラシャイン(Bilashine)は主に、花粉症など季節性のアレルギー性鼻炎、ダニ・ハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎、喘息、蕁麻疹や湿疹による痒みなどのアレルギー反応に効果を発揮します。但し、ビラスチンは対症療法薬として用いるので、アレルギーの根本原因を治療する薬ではありません。
また併せて、ビラスチンは抗アレルギー薬のアレグラと同様に、眠くならない抗アレルギー薬だと一般的に言われています。

※ベストお薬では、ビラシャインの他にも花粉対策やアレルギー症状を緩和する抗アレルギー薬を取り扱っております。

ビラシャインの服用方法

成人の場合は、ビラシャイン(Bilashine)をビラスチン(Bilastine)として1日1回、1回あたり20mgを空腹時に服用してください。

花粉症などの季節性アレルギーの症状に対して服用する場合、発症する季節を考え、そのシーズン直前から服用を開始し、シーズン終了時まで服用を続けることが望ましいとされています。

ビラシャイン（Bilashine）の個人輸入

この薬は、インドのサンファーマ ラボラトリーズ社(Sun Pharma Laboratories Ltd.)が製造・販売するジェネリック医薬品です。ベストお薬では、国際基準に適合した製造施設から、品質が保証されている正規医薬品をお客様にお届けいたします。

※インドの医薬品産業については、インドの薬事業界をご覧ください。

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ビラスチンの禁忌と副作用について

ビラスチン(Bilastine)は、服用する際に注意事項があります。禁忌や副作用について、以下の内容をご確認ください。

禁忌

● 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

副作用

ビラスチンを服用すると、以下のような副作用の症状が起こる場合があります。

● めまい、不眠、不安、眠気、頭痛、疲労感、無力症
● 口の渇き、下痢、腹痛、胃の不快感、口内の乾燥、消化不良、胃炎、悪心
● 右脚ブロック、洞性不整脈、心電図QT延長、心電図異常、頻脈、動悸
● AST上昇、γ-GTP上昇、ALT上昇、血中クレアチニン上昇
● 鼻の乾燥、鼻部不快感、呼吸困難
● 過敏症、発疹、そう痒症、血管性浮腫、多形紅斑
● 耳鳴、発熱、体重増加、トリグリセリド上昇、口腔ヘルペス、食欲亢進

さらに、重篤な副作用として、以下の症状が起こる場合があります。

● ショック、アナフィラキシー

これらの症状や異常が見られた場合、服用を中止し医師に相談してください。

参照：

ビラノア：医療用医薬品

ビラノア錠20mgの基本情報：日経メディカル

ビラスチン：Wikipedia

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています