プラビックス（Plavix）

著者 スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士 Ph.D.

クロピドグレルの作用機序と効果

クロピドグレルは、血液をサラサラにする薬です。血小板が固まりすぎることを防ぐ作用があり、これにより心筋梗塞や脳梗塞などの再発を予防することができます。血小板同士がくっつくのを防ぎ、血栓ができるリスクを減らすことで、心臓や脳の病気の予防に効果を発揮します。

• 脳梗塞の再発予防（心臓が原因のものを除く）
• 心臓の血管治療（PCI）を受ける人の血栓予防
• 急性冠症候群（不安定狭心症、心筋梗塞）
• 狭心症や過去の心筋梗塞
• 足などの動脈の血栓予防（末梢動脈疾患）

クロピドグレルの服用方法

治療目的により用法・用量が異なります。必ず指示された服用方法に従ってください。

[虚血性脳血管障害の再発抑制]

1日1回、クロピドグレル75mgを服用します。年齢・体重・症状により1日1回、50mgの服用となる場合があります。

[心臓の血管治療（PCI）が必要な虚血性心疾患]

投与開始日に1日1回、クロピドグレル300mgを服用します。その後。維持量として1日1回、75mgを服用します。

[末梢動脈疾患の血栓・塞栓形成の抑制]

1日1回、クロピドグレル75mgを服用します。

いずれの場合も、空腹時の服用は避けてください。

プラビックスの個人輸入

プラビックスはフランスのパリに本社を置く製薬会社サノフィ社の製品で、世界各国で販売されています。

海外の医薬品は、個人使用に限り薬事法が定める範囲内において日本から通販できます。海外からの個人輸入の手続きは、ベストお薬で代行サービスをご利用いただけます。面倒な書類手続きは不要、ご自宅で受け取りが可能です。

クロピドグレルの禁忌と副作用について

他に薬との併用は危険な影響が出る場合があります。必ず服用前に担当医にご確認ください。

禁忌

次の方はクロピドグレルを使用できません。

・出血している人（血友病、頭蓋内出血、消化管出血、尿路出血、喀血、硝子体出血等）

・抜歯や手術の予定がある人

・本剤の成分に対しアレルギーがある方

・妊娠または授乳中

副作用

異常が現れたら服用を中止して、直ちに医療機関を受診してください。

主な副作用：

出血、黄疸、吐き気・嘔吐、食欲不振など

重大な副作用：

・出血（脳出血、胃腸出血、眼底出血など）

・頭痛、意識障害、吐血、黒い便等が現れる

・胃・十二指腸潰瘍（出血を伴うことがある）

・肝機能障害、黄疸（吐き気、黄疸等）

・血栓性血小板減少性紫斑病（TTP）（倦怠感、食欲不振、出血症状）

・肺炎（咳、呼吸困難、発熱等）

・血小板減少、無顆粒球症

・皮膚・粘膜障害（TEN、SJS、紅斑等）

・薬剤性過敏症症候群（発疹、発熱等）

・後天性血友病

・横紋筋融解症（筋肉痛、腎障害）

・インスリン自己免疫症候群（低血糖）

など

参照：

処方薬プラビックス錠75mgの基本情報

医療用医薬品 : プラビックス

抗血小板剤「プラビックス」を新発売　サノフィ・アベンティス

著者紹介： スワティ・プンド 薬学 博士 スワティ・プンド 薬学 博士は、学術・研究分野での確かな経験と、査読付き科学雑誌での出版、ファイザーなどの大手製薬会社での研究経験を有する薬学博士です。当ウェブサイトのすべてのページで専門知識を監修しています